2022/12/30 11:09

脳性麻痺に適したマッサージ

7F3EF5AF-815D-4419-BCA3-40C74A276A1E.jpeg

脳性麻痺は、胎児期の感染・発育障害,出生時の脳損傷・仮死,新生児期の重症黄疸や髄膜炎などにより,脳の運動中枢がおかされ,運動障害を起こしたものの総称です。

 

四肢が こわばり完全に麻痺するものから,動作がぎこちない程度のものまでいろいろありますが,病気は進行しません。


機能訓練を主体とした施術を行うのが、適した症状の方ですので、在宅マッサージわこうでは、マッサージによって、関節周囲の筋肉を緩め、全身の血流を促します。それに加え、これ以上の筋力低下を防ぐ為、自 動、他動運動療法を取り入れて施術致します。痛みの訴えがある方には、無理のない範囲から、コミュニケーションを取りながら、進めて参ります。

 

関節を動かすと、関節がポンプの役割をし、血液の循環がうながされます。関節拘縮の予防と、可動域の維持拡大に努めております。
このような症状にお悩みな方は、お早めに在宅マッサージわこうにご相談下さい。

2022/12/07 15:56

脳卒中後遺症(片麻痺)

片麻痺とは、右、左どちらか一方の手足が動きにくくなること、つまり片側の運動機能が低下することをいいます。

脳卒中は、左右いずれかの大脳半球に生じることが多く、麻痺のほとんどが片麻痺と考えてよいのですが、単に手足が動きにくくなるだけというわけではなく、手足の感覚の麻痺や、しゃべりにくくなる構音(こうおん)障害、視野の狭窄(きょうさく)などがよくある症状です。

また、右大脳、左大脳の役割の違いから、右麻痺と左麻痺では障害の種類に違いがあります。代表的な違いは右麻痺の人の失語症、左麻痺の人の失行、失認(頭ではわかっていても、動作ができない、例えばパジャマの着方はわかっているけど、ズボンを頭からかぶろうとする)などがあります。

麻痺の程度が同じだとしても、右麻痺と左麻痺では施術のやり方、リハビリメニューや接し方が違ってくるというわけです。

片麻痺に伴う障害の種類

患者さんやご家族の方とお話ししていると、「左側の麻痺(つまり右脳の脳梗塞)で運がよかったです。」という方がいます。その理由は、利き腕である右手が動くので、はしがもてる、字が書けるまたは、失語症にならないということをさしているのではないかと思われます。

しかし、それは本当でしょうか?

実は、左麻痺の方が寝たきりになる人が多いといわれています。
なぜなら左麻痺は右麻痺より転倒しやすいからです。

これは、右脳には、ものの位置を把握したり、空間的な認識をつかさどる機能があり、右脳卒中により、それらが破綻し左半側空間失認を生じていることがあるためです。

また同名半盲という、麻痺のある側(この場合左側)の視野が狭くなる現象により、転びやすさに拍車がかかります。

「左麻痺は転倒注意」

格言として覚えておくのもいいかもしれません。

転倒を予防するための具体的な日常生活でのポイントは、

①右側から声をかける

②生活用品は右よりに置く

等です。

高齢者における転倒は、骨粗鬆症も手伝って、「骨折」に結びついてしまうケースも多く日常生活をガラリと変えてしまう原因となります。

右麻痺、左麻痺どちらも大変な後遺症であるという自覚とともに、見えていることと認識できていることを確認しながら、安全な生活を心がけていくのも大事ともいえるでしょう。

2022/12/07 15:39

脳性麻痺とは

脳性麻痺

◎概要

妊娠中、出産後1か月以内に起きた脳のダメージによる障害
非進行性の症状(進行しないが、治らない)
運動と姿勢の障害
脳性麻痺児の割合 400人の1人の割

◎治療法

対象療法
・リハビリ 新しい神経回路の獲得

・ストレッチ⇒足首 膝 股関節 肩 肘 手首 背中

・マッサージ

 

◎脳性まひ児の関節拘縮の程度を見極める方法

・筋肉の緊張による関節可動域低下
・関節そのものの拘縮なのか

寝ている際の活動が低下している時に、動くどうか

◎訪問マッサージ師ができること

マッサージ・ストレッチ・関節運動・筋力トレーニング

・筋緊張緩和・筋疲労緩和の為のマッサージ
・関節可動域の改善・関節機能低下の進行を食い止める為のマッサージ・関節運動
・活動低下による体の全体の機能低下改善維持のためのマッサージ・体幹運動・ストレッチ
・血流改善の為のマッサージ

リハビリ機能訓練の補助として有用

◎リハビリの注意点

足首のストレッチ(ふくらはぎの筋肉を伸ばす) 足指だけを伸ばすのはNG 足裏全体と踵をもって伸ばすことを必須

筋緊張緩和、関節運動やストレッチの際は、体幹に近い関節、大きい関節・筋肉から行うことがポイント!

2022/12/06 11:23

リハビリや関節可動域拡大は退院直後が大事

リハビリや関節可動域拡大は退院直後がミソ

脳卒中後遺症などにより入院していた方が

いざ退院するとなった時に、ケアマネさんから1〜3ヶ月の訪問看護によるリハビリを提案される事が少なくないと思います。

 

私共も、傷病発症、退院から半年ほどの間が最もリハビリや関節可動域の拡大、拘縮防止に効果を発揮できると考えております。

 

介護保険枠を使った訪問リハを受ける場合も当院の在宅マッサージは医療保険枠になりますので、併用してご利用いただくことが出来ます。

 

後遺症があり自分では上手く動かせない局所も寝たまま出来る、動かしてあげる運動療法を取り入れ拘縮防止、可動域拡大に努めております。

 

週2回訪問リハを受け週2回在宅マッサージを受けるなど、万全な体制で退院後のプランを考えておきましょう。

2022/12/06 11:12

認知症等により単独の通院が困難な方

認知症等により単独の通院が困難な方

訪問マッサージを利用するにあたる条件のなかには、認知症や精神病、視覚障害などにより単独での通院が困難な方も対象に入ります。

 

認知症などにより、整形外科に行かせてあげたいが1人ではとても無理…

 

というご家族さまのご心配も当院でしたら、ご自宅まで伺い療養マッサージやベッドで寝たまま動かしてもらう運動療法を取り入れるため、通院が難しいかたや送り迎え時の転倒リスクの防止にも役立ちます。