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2025 / 11 / 19 08:24
寝たきりの筋力低下はどれくらい早く進む?|福岡市・糸島市のご家族が知っておきたい廃用症候群の予防
高齢者が入院や体調不良で「数週間ほとんど動けなかった」という状況になると、多くのご家族が驚くのが「筋力低下の早さ」です。特に寝たきり状態が続くと、**廃用症候群(廃用性萎縮)**と呼ばれる体の衰えが急速に進行し、元の生活に戻ることが難しくなるケースも珍しくありません。福岡市・糸島市でも相談の多いテーマで、ご家族からの関心が非常に高い分野です。
寝たきりになると、人間の筋力は 2週間で約20〜30%低下するといわれています。太ももや体幹(腹部・背中)の筋力は特に衰えやすく、起き上がりや立ち上がり動作が難しくなるだけでなく、誤嚥・褥瘡(床ずれ)・関節拘縮など、身体機能全体に影響が及びます。これが廃用症候群です。
訪問マッサージでは、寝たきりの方にも無理なく行える「関節可動域訓練(ROM)」「軽度の筋力運動」「拘縮予防のための調整」などを組み合わせて施術を行います。また、筋肉や関節を動かすことで血行が促進され、痛みの緩和や浮腫(むくみ)の改善にもつながります。脳梗塞後遺症や骨折後の安静などのケースでも効果的です。
ご家族からは「動かしてあげたいけど方法がわからない」「寝たきりが進んでほしくない」という声が多く寄せられます。専門家が定期的にケアすることで、ご本人の安全を守りながら、できる限り筋力と生活機能を維持することが可能になります。
福岡市・糸島市で寝たきりや動けない期間が続いているご家族がいれば、早めのケアが大きな差を生みます。廃用症候群の進行は早いですが、予防と改善も“早く始めるほど効果が出やすい”ため、気になる場合はお気軽にご相談ください。
